皆さんは紫外線の対策をどのようにしていますか?夏は対策しているけれど、春は…という方が多いのではないでしょうか。
実は春がケアには大切なのです。今回は、紫外線の対策について春が重要だってことを説明しますね。
紫外線に気をつける訳
いまさらですが、まず何故紫外線に気をつけなければいけないのでしょうか?
紫外線のことをUVと表しますが、それは英語でいうUltraVioletの略語です。紫外線は太陽光線のなかでもエネルギーの高い光のことを指します。
この紫外線は皮膚には悪いものです。日に当たることで、細胞が傷つき日焼けを起こします。そしてこの日焼けは肌の老化を引き起こすのです。紫外線の対策が必要であることは分かっていただけましたか。
肌の老化って具体的には?
紫外線に当たることで起こる肌の老化とは何を指すのでしょう。それは具体的には「光老化」と呼ばれていて、
- しみは紫外線を浴びることでメラニン色素が生成されることです。
- また肌の表面にあるコラーゲンなどが壊れて弾力を失うとハリがなくなります。
- 新陳代謝が低下することで、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が上手く出来なくなり古い角質が表皮に蓄積してしまうことでおこるくすみやしわ
などがあります。
どうして春の対策が大切なの?
夏の紫外線に注意することは、もう当たり前になってきていますね。でも春はまだ肌寒いし対策なんて…とお思いのことでしょう。
太陽は冬至のころが一番低い位置にあります。そして春分の日のころは少しは高い位置になりますが、気象庁が発表している紫外線の観測データを見てみると3月から上がっているのです。2016年のデータを見てみると東京の紫外線は最大が8月で6.2なのですが、1月が1.9であるのに対して3月には3.2あるのです。5月になると5.7ともう夏と変わりありませんね。
参照:気象庁「日最大UVインデックス(推定値)の年間推移グラフ
春の紫外線
春の晴れた日は太陽が夏より低い位置にあるにも関わらず、紫外線はけっこう降り注いでいるのです。外出したときに日差しが眩しくて、目を開けることができなかったことはありませんか。まさにそのとき紫外線が強くなっているのです。対策の必要があることが分かっていただけましたか。
そして春先に外出したときに手の甲やうなじに、いつの間にか焼けた!なんてことはありませんか。夏は温度も高いから日焼けに注意しますが、春はうっかり油断しやすいので、いつの間にか焼けている、なんてことを防ぎましょう。
春の紫外線対策と夏の対策は違う?
春の紫外線の対策としては、冬の対策も続行しながら春用の対策を行っていきます。紫外線は強くなったとはいえまだ空気は乾燥しているのです。
- 紫外線は日焼け止めで予防
- 乾燥した空気には水分の補給で体の中から潤いを保つ
- お肌は冬と同じく保湿クリームで潤いを保つ
冬のお手入れも怠らないように努めたいですね。
紫外線はこれで対策しましょう
紫外線対策のためには日焼け止めを使用しますが、その商品に書かれている「SPF」と「PA」という表示を皆さんは参考にされていますか。
数字が高い方が効果も高いでしょ…と思っている方が多いでしょう。あっています。でも朝塗ったら1日そのまま…ではダメなのです。
こまめな塗り直しが必要です。そして塗り忘れをなくすことが重要です。
メイクをする場所は塗りますが、うなじは付け忘れることが多くしかも自分で確認しにくい箇所なので、焼けてから気づくことになります。それは避けたいですよね。
あっ!忘れていました。「SPF」は紫外線を防御する力のこと、「PA」は効果の程度を表します。
だいたい普段の生活であればSPF30くらいのものを、スポーツを屋外でするときはSPF50のものを…と考えると良いでしょう。PAは4段階あるので++であればかなりの効果が見込まれます。
あとはそれぞれの商品を確認してみることをおすすめします。
そしてその商品に書かれている適用量を守ることもお忘れなく。少ないと効果は得られませんし、多すぎるから絶対焼けないというわけでもないからです。やはりこまめに塗りなおす…それが日焼け対策になります。
春からの対策はまだあります
紫外線は目を通してからも入ってくるので、紫外線予防のサングラスで防ぐ。頭頂部も自分で対策しにくい場所ですが、地肌が焼けます。帽子をかぶる等努力しましょう。
最後に
紫外線の対策は春から始めることについて説明してみました。いかがでしたか?対策が早い方が良いことは分かっていただけましたか。
なかなか紫外線の対策は大変なことですが、5年後…10年後のためにも対策をしておきたいですね。