私は海外に住み始めて約1年が経ちました。初めての海外生活をするにあたり、何を持っていけばいいのか、何が現地調達できるのか…不安でいっぱいでした。
女性が気になるコスメ!私が海外コスメを使用してみて感じたこと、日本製コスメとの違いをお教えします。海外生活をするかもしれない方はもちろん、日本で海外コスメを買おうと思っている方も参考にしてみて下さいね。
海外生活をして感じた事
私が実際に海外に住んでみて感じたことは、その国の人の肌や環境に合わせてコスメが作られているということです。考えてみたら当たり前のことなのですが、日本にいたら考えもしないことでした。国によって水も違えば、紫外線や乾燥の度合いなどの環境が違ってきます。その環境で作るコスメが、日本人に合うのは難しいのも当たり前だと感じました。現地のコスメを使ってみましたが、やはり肌トラブルとなってしまい、今は現地では買えない必要な物だけを一時帰国の際に買っています。
私が感じた日本製の良さ、海外コスメを選ぶ時はどうすればいいのかを、これからご紹介していきます!
日本人と外国人の肌の違い
日本人の肌と外国人の肌では、どのような違いがあるのでしょうか?海外コスメと日本製コスメを比べる前に、まずは肌の違いをご説明します。
①表皮層・真皮層の厚み
表皮層は、表面の角質層などの4層で構成されています。日本人は、この表面の角質層が白人種の外国人よりも1/3程薄いとの研究結果が出ているのです。表皮層が薄い日本人は外国人に比べて、刺激に弱いということが分かります。しかしコラーゲンやヒアルロン酸が存在する真皮層は、外国人よりも厚いのでシワができにくいとも言われています。
②メラノサイト(色素細胞)活性の違い
黄色人種の日本人は白人種の外国人に比べて、メラニンを作り出す能力が高いです。その為、紫外線を浴びるとシミになりやすく、元の白い肌に戻りにくいのです。また皮膚の炎症や外傷の色素沈着もできやすいそうです。
日本製コスメの良さ
①基礎化粧品
化粧水→美容液→乳液(クリーム)としっかりとケアするのは、日本人ならではの習慣です。海外コスメは潤す化粧水ではなく、収れん化粧水の方が一般的。通常の化粧水を使ってみましたが、さっぱりとする化粧水ばかりなのです。日本製コスメならではの、肌にぐんぐん吸い込み潤う感覚は、海外コスメにはありません。日本製コスメが海外の方に人気な理由も分かります。
②クレンジング
海外では、クレンジングミルクや拭き取るのが一般的です。私はオイルクレンジングが好きなのですが、海外のクレンジングを試してみたものの…なかなかメイクが落ちません。やはり日本製コスメはいいなと感じました。オイルクレンジングでも肌に優しく、メイクもするっと落ちる日本製のコスメ。何気なく使っていましたが、比べてみて日本製のすごさを実感しました!
③日焼け止め
私が住んでいる国は、日本よりも紫外線が強いと言われています。しっかりとケアをしたいので、現地で日焼け止めを購入。しかし、使ってみたところベタつきが気になり、肌の上に浮いているような感覚でした。プチプラ価格なので仕方がないのかもしれないのですが、海外の日焼け止めはこんなにも違うのか…と感じました。日焼け止めは海外の物を使わず、一時帰国の際に買って帰っています。
海外コスメを選ぶ時には
では、海外コスメが全て日本人に合わないかというと、そうではありません。外資系コスメブランドも、日本に工場を置き日本人向けに作っていたり、オーガニック製品については、海外の方が進んでいることもあります。パッチテストを行うことができたら1番いいのですが、まずは成分を確認しましょう。合成界面活性剤や防腐剤、タール色素などが入っているものはなるべく避けると、肌トラブルを事前に防ぐことができると思います。
つい、海外コスメの可愛いケースや綺麗な色に惹かれたり、新しい物を購入したくなりますが、成分を確認してから購入することをオススメします。
まとめ
海外コスメは日本にいてもとても身近な物となってきました。オーガニック製品といっても、国によって基準が違ってきます。日本製だったら大丈夫といえる訳ではないのですが、普段からコスメを選ぶ際には成分を確認するようにしたらいいと思います。
当たり前が当たり前ではない海外生活。海外に住むことを経験しなかったら、日本製コスメの素晴らしさに気付くこともなかったかもしれません。