夏はビールがおいしい季節ですよね。
夏は、自分でビールを買う以外にも、人からもらうことも多いと思います。
ただ、ビールをもらっても消費しきれない時、どうしますか?
せっかくもらったけど、実はビールが苦手、という人も多いと思います。
お料理に使う方法もありますが、レシピが限られています。
そんな時は、お風呂に入れる「ビール風呂」を試してみませんか?
[ビール風呂とは?]
ビール風呂とは、ビールを入浴剤代わりに使ったお風呂のことを言います。
本場ドイツやチェコでは一般的な入浴方法だそうで、ホテルのスパでもビール風呂が取り入れられているそうです。
売れ残ったビールをお風呂に入れたことが始まりと言われていますが、実は、クレオパトラがビール風呂につかっていた、という文献もあるようです。
古代・中世の時代、美に対して妥協をしなかったクレオパトラが愛したビール風呂には、女性に嬉しい効果がたくさんありました。
ビール風呂の効果は?
[効果①]美肌になる
ビールにはビール酵母が含まれています。
ビール酵母とは、ビールをつくる過程で、アルコール発酵を行う時に使われる微生物のことです。
ビール酵母にはたくさんの栄養素が含まれており、特にアミノ酸が豊富です。
アミノ酸はたんぱく質の元になります。
たんぱく質が不足すると、肌は乾燥状態になります。
そのため、ビール風呂に入れば、肌にツヤとハリが蘇ります。
またビール酵母は炎症を抑える効果もあり、ニキビ肌にも効果的です。
[効果②]血行促進
ビールといえば、きめ細かい泡が特徴ですね。
その泡の正体は炭酸ガス、つまり二酸化炭素です。
二酸化炭素が皮膚から取り込まれると、血管が拡張します。
その為、血行が良くなります。
血行がよくなるということは、血液によって運ばれるもの(酸素など)の流れがスムーズになります。
また、体が温まり、冷え症改善も期待できます。
[効果③]リラックスできる
ビールの苦み成分であるホップは、薬用ハーブとしても用いられています。
ホップの香りは、ラベンダーにも似たリラックス効果があることが分かり、イライラや不眠を解消してくれる鎮静作用の他、利尿作用、血圧改善などにも効果があると言われています。
寝る前にビール風呂に入れば、精神が安定し、ぐっすり眠ることができるでしょう。
[効果④]元気になる
先に書いた3つの効果のおかげで、とにかく疲れがとれます。
ビール風呂に入ったあとは、体中の毒素が抜けたような感じになり、すっきりして、元気になれます。
また、風邪気味の時にビール風呂に入ると、あまり悪化せず治ることがほとんどです。
健康管理にもビール風呂は役立ちます。
[ビール風呂のやり方]
いいことづくめのビール風呂ですが、まずは、一番効果の高いやり方をご紹介します。
38℃くらいのぬるめのお湯を、湯船の半分くらいはります。
そこに3リットルのビールを注ぎ、入浴するだけです。
10分くらいたつと、汗が大量に噴き出てきます。
だいたい20分くらい入ると効果的です。
入浴後はとにかく体がホカホカと温まっています。
何となく、肌がサラサラ、スベスベしているのが分かります。
リラックス効果もあるので、そのままぐっすり眠ることができ、翌朝は元気に目覚めることができるでしょう。
[もっと簡単なやり方]
ビール風呂を毎日行えば、美しさも元気も両方叶うことは理解していただけたと思います。
しかし、ビールを3リットルも使うなんてもったいない!と思う人も多いでしょう。
毎日行うとなると、かなりお金もかかります。
人からもらうことも多いですが、3リットルとは結構な量です。
そういうときは、無理をせず、350mlの缶ビール1本や、500mlの缶ビール1本でもいいと思います。
その場合、ビールと一緒に粗塩もお湯に入れるといいでしょう。
粗塩もビールと同じく、血行を促進し、体を温めます。
また、不要なものを外に出すデトックス効果が期待できます。
お風呂に粗塩を入れると、肌が柔らかくなる効果があるそうです。
粗塩は100グラムくらい入れると効果的ですが、これも自分の体調などに合わせて調節しましょう。
ビール3リットル入れた場合と、変わらないくらいの効果が期待できます。
[最後に]
いかがでしたか?
飲むだけでなく、美容にも役立つビール。
今の季節、とても暑いですが、冷房で体の冷えも気になります。
そんな時、ビール風呂の出番です。
ビール風呂で、美しさと元気を取り戻しましょうね!