日本人の食と言えば何を連想されますか?
最近では食の祭典と銘打って様々なB級グルメも人気を博していますが、
私たちに身近で毎日の食に欠かせないもの、そう「お米」を忘れてはいけません。
今、お米の美容効果が改めて再認識され、最先端の美容食アイテムとなりつつあるのをご存知でしょうか?
ここでは、海外セレブもこぞって食す和食の可能性や、その食がもたらす美容効果を探りたいと思います。
1.パンとご飯、食すならどっち!?美容にお米は相性バツグン?
高いダイエット効果と話題の「炭水化物抜きダイエット」。
短期間で劇的に痩せると謳い、美容の世界でもそのハウツーが紹介される一方、
一部の研究者が警鐘をならし、今や危険なダイエット法であるとの認識も高まっています。
糖質を含むお米やパン食を控えると生活習慣病の予防や肌を美しくするなどの美容効果が得られるとする説はそれなりに根拠のある事。
ただ、糖質の元である炭水化物は私たちのエネルギーを生み出してくれると同時に、欠かせない栄養素です。
人の体は、炭水化物が不足すると体内のタンパク質を分解してエネルギーに変えようとします。
タンパク質は美容の中でも特に肌や髪、爪などを作るのにとても大切。
美容に関心の高い女性ならずとも、炭水化物抜きという選択はありえない・・そんな気がしてきます。
それでも美しいプロポーションに憧れ、食のカロリーを気にしてしまうのがオンナ心。
では食からタンパク質を摂りたい時、パンとご飯では一体どちらが美容にいいのでしょうか!?
一般的なパンの主原料は小麦。
食物繊維を多く含む点以外ではお米と大差ないカロリーのようですが、パンは様々に加工し製品化されることで変化が生じます。
食パンとバターなどの油脂分やクリームをふんだんに使ったクロワッサンを食するのとではカロリーが大きく違うということになります。
対してお米はそれ自体加工しなくても、肉や魚など副食を組み合わせて食すのが一般的。
ざっくり考えても軍配はお米の方にあがりそうです。
それでは、私たちの美容を手助けしてくれそうなお米の効果を、もっと具体的に掘り下げてみましょう。
2.海外ではもはや常識!?グルテンフリーダイエットを知っていますか?
常に新しいダイエット法や美容法を実践しているのが、海外のいわゆるセレブと呼ばれる女性たち。
美のカリスマ達が実践しているという「グルテンフリーダイエット」が、特に米と大きく関係しているようです。
グルテンは小麦・大麦やライ麦に含まれる特有のタンパク質成分。
パンや麺類の独特のモチモチ感を出してくれる元です。
これは体の中で溶け残りやすく、結果的に血糖値を上昇させてしまいます。
この血糖値の上昇を抑えられれば、脂肪の蓄積を促すインシュリンの分泌も減少し、美容の大敵、脂肪がつきにくくなるという訳。
簡単に言えば、このグルテンを除いた食を摂り入れるのがグルテンフリーダイエット、カロリー数よりもグルテンを含むかどうかで内容を制限していくやり方となります。
なんとこの方法、お米を中心に赤身の肉や魚、野菜・卵・豆腐に日本酒や焼酎などのアルコールまで食してOKなのだとか。
主原料がお米ならば理に適っています。
煮る・焼く・蒸すといったシンプルな調理法が多い日本の食は、必然的に油脂分は少なめ。
味噌や醤油といった調味料を使う野菜の煮物などからは、豊富な食物繊維を補うこともできます。
肉や魚のタンパク質は当然ながら美容の友。
そして特に美容効果が高いとされるオメガ3脂肪酸を含む食が多い事も魅力です。
良質のオメガ3脂肪酸を摂ることは、心身のストレスを軽減することにも繋がり、ストレスが与える様々な悪影響からお肌を守り美容の手助けをしてくれます。
青魚、豆腐などの大豆製品を積極的に摂り、オメガ3を多く含む食を心掛けたいものですね。
3.毎日の食から、もっと美容を見直そう~お米のさらなる可能性
ここまで、私たちの主食であるお米が、美容に役立つ食べ物であることはお分かりいただけたと思います。
でももっと手軽な美容習慣となるお米の取り入れ方、他にはないのでしょうか?
そこで最後にご紹介したいのが、美容には嬉しい事だらけのおススメドリンク「甘酒」です。
酒粕から作られる甘酒は、甘みを増すため砂糖が大量に含まれる上、アルコールが苦手な女性には不向き。
対して米麹から作られた甘酒は米と麹の発酵食品、ノンシュガー・ノンアルコールです。
コウジ酸由来の美白・美容効果をはじめ、脂肪燃焼に夏バテ予防等々、様々な効果が実証されている飲む美容点滴。
体の内側から効きそうな、美容のお守りとして是非お試しを!!
食べることは、生きることそのもの。
美容目的で始めるダイエットが、結果的に美容の為に必要な栄養素まで排除するような過剰な方法にたどり着いては本末転倒です。
食の重要性を軽んじることなく、生き生きと弾むような美肌と健康な体の為にも、お米をもっと活用し、あなたの美容生活に役立ててみてはいかがでしょうか?