毎年の年末年始の恒例行事、
「クリスマス」「カウントダウン」「正月三が日」など、
新しい年を迎えるこの期間はずっと飲んだり食べたりが続く幸せな時期ですね。
しかし、この楽しい時期が過ぎ新年にいざ仕事始めという頃に、
なんだか思うように体が動かず、
気太りぎみになり体の動きがいま一つに感じて鈍くなったりすることも多いのではないでしょうか。
これが俗に言う、”正月太り、年末年始太り”なのです。
実際この時期、過半数以上の多くの女性が太りすぎの状態であるにもかかわらず、
そのまま放置状態にしているのが現状と言われています。
この年末年始太りの調子の悪さを単なる運動不足と片付けずに、
健康面や美容面からも見直して、きちんとリセットしましょう。
冬太りの本当の要因とは
年末年始の食生活がなぜそんなに太り易いのかというと、
この年末年始の時期に出される食事の内容が、
『高カロリーの食生活が続く』こと。
比較的「高カロリー」「高タンパク」「高脂質」な食品に加え、
お酒を飲む機会も増えるご馳走のオンパレードだからです。
また年末年始の食事の量だけにとどまらず、
この年末年始の太りすぎは単に食べ過ぎたことだけが原因ではないのです。
特に、日本人にとって欠かせないお節料理は、
年末年始に主婦替えゆっくり正月を過ごせるように、
保存食としての作られたこともあり、
『塩分が高く使われていることが多い』のも
年末年始太りの原因にあげられているようです。
この塩分がとても効いた料理をたくさん取ると、
血中濃度も高くなり、
人間の体は無意識的にその塩分濃度を薄め水分を体内に溜め込もうとする働きが起き
その結果、いわゆる「むくみ」が起きて
年末年始開けに体全体が丸々と太りぎみになった感じがするのです。
そして思い切りたくさん年末年始のおご馳走を食べたあとは、
つい暖かいコタツやヒーターの前でゴロゴロと体もほとんど動かさずにいてしまいます。
このように年末年始は食べるけど体をあまり動かさない『運動不足の状態が続く』と、
私たちの体は太りすぎで年末年始が過ぎたあとにつけがまわり、
大変な姿になっていくのです。
年末年始太りの予防とは
ここで、食べ過ぎだけが原因ではないことが少しずつ分かってきたことと、
せっかくの年末年始の宴の余韻を憂うつにさせないためにも、
どのように上手くこの年末年始太りをリセットしていけるのか探ってみましょう!
■適切なバランスのとれた食生活にリセット
年末年始に「高カロリー」「高タンパク質」「アルコール過剰摂取」で疲れた胃腸や身体を戻すのは簡単、
まずこれらの“過剰”食事スタイルをもとの自分標準に戻るまで
しばらく我慢して控えリセットすることです。
慢性の肥満と違い、年末年始の約10日間にやや暴飲暴食をしてしまったのですから、
元の自分の食事スタイルにリセット、
戻してあげるだけで良いのです。
■お休みの後の疲れた体のケア
年末年始の太りすぎの大きな原因に「暴飲暴食」がありますが、
長いお休みの間でつい身体や胃腸が無理をしてしまっていることも考えられます。
身体の疲れにより体内に多くの活性酸素が発生してしまっているので、
代謝が落ちてくるのです。
この悪玉の活性酸素を抑制するためには、
野菜や果物を中心とした抗酸化作用の高い食事内容をとって
リセットしてやるとよいでしょう。
身近な食べ物では、ポリフェノールをたくさん含んだラスベリーなどのベリー系や
リコピンの王様野菜「トマト」などを
意識して摂るとベターです。
■適度な運動を心がける
年末太りの原因はなんといっても、『むくみ』。
そのむくみを解消・リセットするには、「運動」が一番効果的です。
年末年始の運動不足とアルコールの過剰摂取で、
身体はお休みの期間の間でかなりむくみ易い状態になっています。
運動に時間が割けない人は、
なるべく塩分を体外へ排出できるような
「カリウム」
「ビタミンB1・B6」
や
利尿作用のある「サポニン」
がたくさん含まれている食物をできるだけ摂って、
身体を正しい状態にリセットしてやることが望ましいでしょう。
■湯船でゆっくり血行促進
お風呂と正月太りは関係あるの?と思いがちですが、
短期的には太りの原因は、身体自体の血行の悪さにあるかもしれません。
寒い季節なのでなかなか出づらい人も、
あったかいお風呂の中でゆっくり体をあっためマッサージしてあげると、
身体全体の筋肉や緊張もほぐれ血行も良くなりリセットできます。
また、硬くなった皮下脂肪も基礎体温が上がりほぐれやすくなり、
その結果、年末年始太りの原因であるむくみも解消されるという訳です。
年末年始太りを完全リセットする
年末年始の食べ過ぎのつけが回って自分自身がびっくり太りにならないためにも、
もとの自分体型に早く戻るためにも、
あと年末年始のお休み中、美味しくご馳走を気にせずに楽しく食べるためにも、
うっかり年末年始太りの予防を再認識することで、
新年の始まりを楽しく迎えることができるでしょう。